自筆証書遺言書保管制度

Legal affairs bureau
目次

遺言書を法務局で保管してくれます

たーだー!

一定の要件を満たした遺言書でないと、保管してもらえません。そしてそれは、本気でやらないと、案外難しいです。

財産は、現預金だけ、
という人にはお勧め!

公正証書遺言にするほどのものでもない、ってお思いの方、
形式的なチェックは法務局でやってくれるので、
内容を、法律にのっとった形にととのえるのは、専門家に
任せれば、安心です。

せっかく法務局に保管してもらっても、結局内容に不備があり、
無効になってしまう
のは、残念すぎます。

いったいどんな制度?

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  • 遺言書の保管申請時には、民法の定める自筆証書遺言の形式に適合するかについて、遺言書保管官の外形的なチェックが受けられます。
  • 遺言書は、原本に加え、画像データとしても長期間適正に管理されます。(原本:遺言者死亡後50年間、画像データ:同150年間)

遺言の内容について相談に応じてもらえません。
本制度は、保管された遺言書の有効性を保証するものではありません。

外形的な決まりって?

  • サイズ:A4サイズ
  • 模様等:記載した文字が読みづらくなるような模様や彩色がないもの。一般的な罫線は問題ありません。
  • 余白:必ず、最低限、上部5ミリメートル、下部10ミリメートル、左20ミリメートル、右5ミリメートルの余白をそれぞれ確保してください。
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余白が確保されていない場合や、余白に1文字でも何らかの文字等がはみ出してしまっている場合は、書き直しです。

  • 片面のみ(両面に書いてしまったら、2枚に書き直しです。)
  • 各ページにページ番号を記載してください。ページ番号も必ず余白内に書いてください。
    例)1/2、2/2(総ページ数も分かるように記載してください。)
  • ホチキス等でとじないでください。

封筒は要りません

  • 書き間違えたら、その場所を指示し、これを変更した旨を付記して(何字減らして、何字増やした)、これに署名し、かつ、その変更の場所に押印してください。

間違えたら、書き直した方が良いよ!

民法で定められた自筆証書遺言の要件って?

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  • 遺言書の全文、遺言の作成日付及び遺言者氏名を、必ず遺言者が自書し、押印します。
  • 遺言の作成日付は、日付が特定できるよう正確に記載します。

例)「令和3年3月吉日」は不可

  • 財産目録は、自書でなく、パソコンで作成しても良いです。
  • 不動産(土地・建物)の登記事項証明書通帳コピー等の資料を添付する方法で作成することができますが、その場合は、その目録の全てのページに署名押印が必要です。
  • 書き間違った場合の訂正や、内容を書き足したいときの追加は、その場所が分かるように示した上で、訂正又は追加した旨を付記して署名し、訂正又は追加した箇所に押印します。

書き間違えたら、面倒ですが、もう一度
書き直した方が無難です

法務局に保管するメリット

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  • 遺言書の紛失・亡失のおそれがありません
  • 相続人等の利害関係者による遺言書の破棄、隠匿、改ざん等を防ぐことができます。
  • 相続開始後、家庭裁判所における検認が不要です
  • 法務局での保管申請手数料 3,900円 と安い!
  • 遺言者が亡くなった場合、申請の際に指定通知を希望しておけば、3名まで通知してもらえます
  • 遺言書が方式不備で無効になることを防ぎます。(内容の不備は防げませんので注意!

申請手続きの流れ

  1. 自筆証書遺言に係る遺言書を作成する
  2. 保管の申請をする遺言書保管所を決める
    • 遺言者の住所地を管轄する遺言書保管所
    • 遺言者の本籍地を管轄する遺言書保管所
    • 遺言者が所有する不動産の所在地を管轄する遺言書保管所
  3. 遺言書の保管申請書を作成する
  4. 保管の申請の予約をする
  5. 遺言書保管所に来庁し、保管の申請をする
    • 遺言書
    • 保管申請書
    • 添付書類
      • (ア)住民票の写し
        ※本籍及び筆頭者の記載入りであって、マイナンバーや住民票コードの記載のないもの
      • (イ)(遺言書を外国語で作成した場合)遺言書の日本語による翻訳文
  6. 顔写真付きの官公署から発行された身分証明書
    • 運転免許証、マイナンバーカード等
    • 顔写真付きの証明書をお持ちでない場合は、この手続きの前にマイナンバーカードを作成してください。
  7. 手数料
    • 遺言書1通につき、3,900円(収入印紙で納付)

報酬

法務局では、内容のチェックはしてもらえません。

内容の不備で無効にならないためにも、ぜひご利用ください。

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サポート内容報酬(税別)
初回相談無料
自筆証書遺言 フルサポートプラン65,000円~
自筆証書遺言 添削サービスプラン35,000円~
保管申請書を作成、予約サポート、
当日の法務局への同行
15,000円~
各種証明書(戸籍や住民票)取得費用3,000円/通 ※
相談のみ 2回目以降5,000円/30分
遺言書の内容照会等サポート20,000~
遺言書の変更等サポート30,000~
※法定相続情報一覧図作成を目的とする、各種証明書取得

不動産や証券など、財産が大きい場合や、
家族関係など、いろいろ複雑な場合は、
信託や、公正証書遺言をご検討ください!

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